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訪問看護ステーションの事務とは

事務は必要?

訪問看護ステーションの事務に、人を雇い入れたい場合、管理者や看護師の方と違って設置基準などはありませんし、事務の方がいないというステーションも少なくありません。

一方で、事務がいないことで管理者や看護師の業務が増加し、利用者が増加した際に更に忙しい事態になってしまうことがあります。

今回は、事務を設置することで解消されることについてを紹介します。

事務のお仕事

【請求業務】

請求業務は事務の主な仕事の一つです。

訪問看護ステーションは医療機関であり、レセプトを作成する必要があります。

保険者に負担頂く費用を算出して請求するレセプトの作成は、医療保険だけでなく介護保険も使うため手間がかかり、さらに指定難病の助成制度、各市町村による医療費などの支援制度があり、利用者ごとに手続きが変わる為、管理者の方が業務の合間に行うには大変難しいのが現実です。

【電話対応】

各所との連絡手段が電話やFAXである場合がまだ多くあり、したがって訪問看護ステーションには連日多くの電話がかかってきますが、訪問業務のある管理者・看護師ですべて対応することはほぼ不可能です。

事務の方がいる場合、各電話応対を行ってもらい必要な場合はつないでもらうということができる為、訪問看護業務に集中することができるようになり、サービスの質も向上します。

【書類の処理】

訪問看護ステーションでは、紙の書類でやり取りをする機会が多くあり、仕分け、送付、作成の3つの業務が必要になります。

仕分けでは、FAXや郵送で送られてくる訪問看護指示書や計画書などについて。

送付では、指示書の依頼や請求書などについて。

作成では、契約書や駐車許可書などについて。

これら事務所内で行う必要が有る時間のかかる作業を事務に一任できることは訪問看護業務の効率アップ、スタッフの働きやすさにつながります。

【会計】

お金に関わる管理は、事業所の方針や規模によって変わってきますが、ステーションによっては経費計算から損益表まで事務が管理するという場合もあります。

事務長として人を採用、営業から会計までを担当というステーションもあります。

まとめ

事務がいれば、看護師がケアに注力することができ、サービスの向上につながります。

事務の方を雇用することが経費増になる為避けたいと考える方もいるかと思われますが、「請求業務」「電話対応」「書類処理」「会計」の業務にどれくらい時間を割かれるか計算してみると、事務がこれらを対応してくれるおかげで訪問の枠を増やすことができ結果として増益になるのではないでしょうか。