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訪問看護のオンコール対応とは【必ず訪問しなくてはいけないの?】

オンコール対応

訪問看護のオンコール対応とは、「24時間365日、緊急対応ができるよう体制を整えて待機すること」を言います。
多くの訪問看護ステーションでオンコール対応制度が導入されており、利用者やご家族が安心して療養生活を送る為には重要な制度となっています。

担当するスタッフが専用の携帯電話などを身に着け、利用者やご家族からの電話連絡に対応するという形が基本的なオンコール対応となります。
ステーションによって一人体制やメインとサブの二人体制をとっている所などありますが、新人スタッフに対して基本的にはしっかりとしたフォローをしてもらえることがほとんどです。

オンコールの頻度

ステーションに所属する看護師間で当番制で対応していることがほとんどですが、担当する頻度はスタッフの人数で変わります。
一般には月に4~8回程度ということが多く、数日置きに担当することもあれば、数日間連続で担当することもあります。

オンコール担当日

オンコール担当の日の過ごし方は平日休日とで変わります。

平日オンコールの場合
日中は通常通り出勤し、オンコール対応用の携帯電話を身に着けたまま看護業務やステーションでの業務を行います。
訪問ケアの最中で、電話を取ることができないかもしれませんが、基本的にはすぐ応対できるような体制をとっておきましょう。
ステーションによっては日中はステーション事務所で管理者が対応している場合もあります。
営業時間後は夜間のオンコールを担当することになります。
通常通り帰宅し、そのまま自宅でオンコール担当する「自宅当直」になりますので、オンコール用携帯電話とオンコールバッグを持ち帰り、いつでも対応できるようにしておきましょう。
もちろん自宅では家事や育児など自由に過ごすことができますが、飲酒は厳禁です。
また、入浴時や就寝時もオンコール用携帯電話を身近に置いておきましょう。

休日オンコールの場合
ステーションへの出勤をする必要はありませんし、24時間自宅にいなければならないということもありません。
しかし、どこへ行く場合もオンコール用の携帯電話を身に着け、遠出や飲酒は控えましょう。
夜間も平日と同様にいつでも電話に対応できるよう工夫しましょう。

オンコールは必ず訪問?

オンコールの電話が鳴ったから必ず利用者宅を訪問しなければならない、というわけではありません。
まずは電話の内容から相手が何を伝えたいのか落ち着いて聞き取り、訪問する必要があるかを冷静に確認しましょう。
利用者やご家族からの相談に対応するだけで済む場合が多くありますが、退院直後・終末期の利用者は状態の急変で緊急に訪問する必要があることも考えられます。
また、電話だけでは訪問の判断に迷うケースもありますので、「管理者やサブのオンコール担当に相談する」など事前にステーション内のルールを決めておくことも大切です。