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人材教育

利用者宅の訪問時マナー【基本のマナーを身に着けよう!】

マニュアルがない

訪問看護ケアのサービスを行うこと自体には、ルールや手順のマニュアルがありますが、利用者のお宅におけるマナーをマニュアルにしているという事業所はそう多くありません。
病院勤務とは違い、訪問看護という利用者の生活を中心とした場でケアを提供する以上、利用者宅でのマナーをしっかり知っておきましょう。

訪問前のマナー

利用者のお宅に伺う前に、しっかりとサービスを提供できるように準備を整えておく必要があります。

身だしなみ
身だしなみはマナーの基本のキです。
サービスを受ける利用者やそのご家族に良い印象を与え信頼してもらう為にも、最低限の身だしなみを整えましょう。
ユニフォームは清潔なものを着用し、アレルギーがある利用者もいらっしゃるのでペットの毛など付いていないかしっかり確認しましょう。
よく動く予定なら作業性の良いパンツを着用するなど、業務の内容や季節に合った服装をすることも大切です。
また、お宅に上がる際は靴を脱ぐ為、清潔な靴下を着用することも意外と大切です。

事前の連絡
訪問前には必ず利用者のお宅へ連絡し、ご都合を伺いましょう。
担当ケアマネージャー、医師などから利用者自身やご家庭の情報を聞いておくとスムーズなコミュニケーションをとることができます。

訪問看護中のマナー

利用者のお宅におけるマナーも忘れてはいけません。
慣れてくるとおろそかになりがちですので気をつけましょう。

電話
オンコール等、緊急用の電話から呼び出しがあることも少なくありません。
そのような時は、利用者やご家族に一言断りを入れてから席を外して対応しましょう。
手短に話す、声のボリューム、長電話をしないなど気を配るようにしましょう。
電話のやり取りの中で、利用者の個人情報が出てくることが多いので、プライバシー保護の観点においても電話を取る場所やタイミングに注意しましょう。

お手洗い
利用者のお宅にあるものをお借りしてケアサービスを行うこともあります。
何かをお借りする際は必ず一言お断りを入れるようにしましょう。
また手を洗うなどの場合も必ず一言確認をとり手を拭く際も持参のハンカチを使いましょう。

訪問終了時のマナー

退室する時のマナーにも注意し、今後の印象の為にも最後までしっかり対応しましょう。

挨拶
利用者やご家族への挨拶をしっかりしましょう。
作業内容の報告、忘れ物のチェック、借りた用具の返却なども行いましょう。

ドアの開け閉め
忙しいときなどはドアの開け閉めにも力が入りがちになってしまいます。
利用者の安心感の為にも、退室の際まで気を抜かず丁寧に行うよう心がけましょう。

上着
利用者のお宅の外で上着を着用するのが基本的なマナーです。
ですが冬場など、利用者やご家族に勧めて頂いた際はお宅で上着を着ても問題ありません。