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離職を防ぐステーションづくり【リスクと押さえておきたい環境改善のポイント】

職場環境の大切さ

慢性的な訪問看護師不足の世の中だからこそ、離職を防ぐ為にも職場環境の改善は欠かせません。
職場環境が悪く、働きにくいステーションからは看護師さんがどんどん離職してしまいます。

離職率が高いと…

訪問看護ステーションの数は増加傾向にありますが、一方で訪問看護師の数は十分とは言えません。
看護師確保がうまく行かず、閉鎖や休止に追い込まれるステーションも多くあります。
離職率を改善しないと以下のようなリスクがあります。

業務負担増加
訪問看護師さんが辞めてしまうと、その方が行っていた業務は他のスタッフが引き継ぐことになり、業務負担が増加します。
小さなステーションでは、スタッフ一人ひとりが担当する業務が多く、離職時の影響も大きくなり、最悪の場合はさらなる離職者を増やすことになってしまいます。

費用
退職したスタッフの欠員を補充する為には、他のステーションより好条件を掲示する必要があり、それでも応募がなければ、求人掲載や賃金を更に上げるなどさらなる対応が必要になり、結果的に高い経費がかかってしまいます。

働きやすい職場をつくろう

離職率が低い、働きやすい職場環境をつくるとは具体的にどのようなことでしょうか。
以下のポジティブな特徴を環境改善に取り入れ、スタッフが定着してくれるステーションを目指しましょう。

スキルアップできる
基本的に一人で利用者宅を訪問する訪問看護師は、病院の看護師の様に、他の看護師の技術などを直接見る機会が少なく、学びの機会も減ってしまう傾向にあります。
外部で行われる勉強会や講座を受講するなど、看護の知識を学習できる場を設けましょう。
スキルアップはスタッフのモチベーションを高めることにもつながります。

柔軟な勤務
土日祝を休日にすることができることから、家庭を持った訪問看護師さんも多くいます。
お子さんの送迎の為に時短勤務やフレックスタイムを可能とする、週何回勤務などのパートタイム形態を取れる等時間の融通が効くというのは、働きやすい職場としての重要なポイントになります。

相談のしやすい環境
基本的に一人で業務を行う訪問看護師が孤立しないよう連携を取ることが肝心です。
上司や同僚と気軽に相談できる環境をつくることは、スタッフ一人ひとりの負担を減らすことにもつながります。
業務の改善や効率化に関する提言をするためには上司に意見を求めることが必要になりますので、特に上司との相談のしやすさは重要です。

適切な労働時間と環境
残業や休日出勤は、スタッフが仕事とプライベートの区切りをしっかりつけモチベーションを維持する為にもなるべく避けましょう。
また書類の作成が多かったり、事務作業が複雑であることは看護ケアのサービス向上のためにも改善する必要があります。