カテゴリー
人材教育

子育て中の訪問看護師のオンコール対応

子育てしていても常勤で働きたい

全国のほとんどの訪問看護ステーションでオンコール対応を行っています。
各事業所によって当番の制度は違ってきますが、常勤で働く場合オンコール対応が条件となることもあります。
子育て中の看護師の方には心配なこともあるかと思いますが、今回は子育てとオンコール対応業務を両立するコツや工夫についてご紹介します。

預け先をいくつか確保しておく

まだお留守番が出来ない年齢のお子さんがいる場合、オンコールで家を出る際の預け先をいくつか確保しておくと安心できます。

親族や上司、近所の方など、信頼できる方に自身の仕事について説明し、いざというときに預かってもらえないか相談してみましょう。

職場や地域の協力を得ることは子育て中のオンコール対応の大切な工夫です。

家事はまとめて済ませる

実際、オンコール対応で緊急の出動を要する事態はそんなに頻繁に起きるものではありませんが、いつでも対応に出ることができるよう準備して待機する必要があります。

しかし、夕方や朝早くにオンコール対応があると、家族の食事の準備などが出来ないこともあります。

オンコール当番の日の前日は翌日分をまとめて作ってしまう、簡単に調理できるようなものを用意する、冷凍食品を活用するなど事前にオンコール当番日の家事を減らせるようにすると良いでしょう。

当番の日を都合のよい日にしてもらう

訪問看護ステーションは病院と違って、比較的融通が効く職種です。

週末や休日など、ご家族の協力を得やすい日をオンコール当番にしてもらったり、時間をずらせば当番を対応できる場合などは積極的に管理者に相談してみましょう。

オンコール対応に無理はしない

訪問看護ステーションは、「必ずオンコール対応が必要」というステーションばかりではありませんし、職場においては子育てを終えたベテランの看護師もいらっしゃいますので、相談すれば強い味方になってくれるはずです。

オンコール対応で無理をして、訪問看護自体を続けられなくなってしまってはとてももったいないことです。

子育て期間中はオンコール対応を外れ、お子さんが成長してからまたオンコール対応に戻るということも有りです。

最も大切なことは、自分が今できること、できないことについてを相談し、続けやすい働き方を選んでいくことです。

まとめ

子育て中もオンコール対応は、工夫によって続けることはできますが、周囲の協力を得たり、無理をしないで続けられるよう相談することがなによりも大切です。