雨の日の移動は想像より大変
訪問看護のお仕事は、その性質上、雨の日も風の日も利用者のご自宅を伺うことになります。
今回は、雨の日の訪問看護で気を付けるべきポイントについてをご説明します。
大事な3ポイント
『利用者のご自宅を濡らさない、汚さない』
まず気を付けたいポイントが利用者の自宅を濡らさない・汚さないということです。
傘、レインウェアや長靴、濡れたカバンや靴下などは、利用者の自宅を濡らしたり汚してしまう可能性がある為、十分注意しましょう。
あまり自宅をびしょびしょにされるということはマナーとしてもよろしくありませんし、場合によっては水滴による転倒など危険を発生させてしまうリスクもあります。
『自分自身が濡れない』
単純なことですが、訪問看護師自身も雨に濡れない工夫をすることは大切です。
前述のように利用者のご自宅を汚してしまう、ということも有りますが、何より風邪をひいてしまったり、体調を崩してしまうことが無いように雨対策を講じるようにしましょう。
『安全に移動』
雨の日は様々な理由により、普段より移動の時間がかかります。
道路が込んでいて車の進みが悪かったり、道が滑りやすい為自転車のスピードが出ない、そしてレインウェアの着脱などで時間を取られます。
また、雨の日は視界も悪くなりますので、車や自転車はより一層安全運転を心がけるようにしましょう。
雨の日は普段よりも時間に余裕をもって行動する必要が有ります。
危険な台風の日などは、安全に移動できないという場合もありますが、そのような時は事前に利用者に連絡をして、訪問時間・訪問日をずらす等の相談をさせて頂きましょう。
雨天時の服装
【自転車移動の場合】
・レインウェア
・防水性の帽子
・長靴
・タオルとビニール袋
訪問看護ステーションを出るときにレインウェア等雨具を着用、利用者のご自宅に到着した際は、玄関の外で着脱を行います。
また、その際は持参したタオルでレインウェアの水滴を拭き、玄関の外の邪魔にならないところに置かせて頂くようにします。
雨が当たってしまう場合などはビニール袋に入れて置きましょう。
自転車のかごも防水カバーを装着することをオススメします。
【車移動の場合】
・制服
・傘
・長靴
車から利用者のご自宅の玄関までの距離が問題となってきますが、たいていの場合は傘があれば大丈夫です。
強い雨の場合、スニーカーでは靴下まで濡れてしまうことも有りますが、その場合は長靴を着用しましょう。
訪問する利用者のご自宅の状況に合わせて事前に対策をして伺いましょう。
因みに、濡れた傘は玄関の外に置かせてもらうのがマナーです。
雨天時は傘、タオル、ビニール袋、替えの靴下を持ち歩きましょう。
また、急な雨が予想される日は、折り畳みの傘を持っておくと安心です。